第110歩 命の器
キレイな姿勢をめざすkamiです。
おはようございます。
第110歩 命の器
作家の宮本 輝さんが、
『命の器』というエッセイの中で、
次のようなことを書いておられます。
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運の悪い人は、
運の悪い人と出会って
つながり合っていく。
へんくつな人は
へんくつな人と親しんでいく。
心根の清らかな人は
心根の清らかな人と、
山師は山師と出会い、
そしてつながり合っていく。
実に不思議なことだと思う。
「類は友を呼ぶ」ということわざが
含んでいるものより、
もっと奥深い法則が、
人と人の出会いをつくりだしている
としか思えない。
どうしてあんな品の悪い、
いやらしい男のもとに、
あんな人の良さそうな
美しい女が嫁いだのだろうと、
首をかしげたくなるような夫婦がいる。
しかし、そんなカップルを
じっくり観察していると、
やがて、ああ、なるほど と
気づくときがくる。
彼と彼女は、
目に見えぬその人間としての基底部に、
同じものを有しているのである。
それは性癖であったり、
仏教的な言葉を使えば、
宿命とか宿業であったりする。
それは事業家にもいえる。
伸びていく人は、
たとえどんなに仲がよくとも、
知らず知らずのうちに、
落ちていく人と疎遠になり、
いつのまにか、
自分と同じ伸びていく人とまじわっていく。
不思議としか言いようがない。
企んでそうなるのではなく、知らぬ間に、
そのようになってしまうのである。
最近、やっと
この人間世界に存在する数ある法則の中の
ひとつに気づいた。
「出会い」とは、
決して偶然ではないのだ。
でなければどうして、
「出会い」が、
ひとりの人間の転機と成り得よう。
私の言うことが嘘だと思う人は、
自分という人間を徹底的に分析し、
自分の妻を、あるいは自分の友人を、
徹底的に分析してみるといい。
「出会い」が
断じて偶然ではなかったことに
気づくだろう。
(『命の器』宮本輝著より一部要約して引用)
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一流の作家ならではの人間観察ですね。
いい出会いをしたければ、
自分の心の波長(人間性)を高めていく
必要がある、ということですね。
心根の清らかな人になりたい
まずは、約束を守り
自分に嘘をつかない
今の自分にできることを
精一杯、心を込めて
行動すること
気づいてよかった!
■さて、今日は
2時間かけて高速道路を運転し、出張。
今日は調理実習と講義。
牛乳を和食に活かす「乳(にゅう)和食」
乳和食(にゅうわしょく)って
聞いたことありますか。
私も初めは、
なぜ?和食に牛乳を使うの?
とすごく驚いたのですが、
牛乳って、すごい。
こんな調理方法もあるんだと驚き。
簡単においしく減塩できます。
伝統的な和食は、米飯を主食に、
主菜や副菜に魚介類や野菜類を多く使い、
脂肪分も少ないことから、
健康的な食事と考えられていますが、
実は、食塩の摂取量が増え
カルシウムも不足しがち
という弱点があります。
牛乳の持つ「カルシウム」と「旨味」や
「コク」で和食の弱点を補うのです。
もし、興味がありましたら
上記サイトに
レシピたくさん掲載されてます。
この猛暑のなか
今日の問題は、
会場の料理実習室にはエアコンがないこと
扇風機も持ち込み
ペットボトルの水も凍らして持参しますが
どうか、うまくいきますように
今日も最高の1日になりますように。