第289歩 成人式の前に

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キレイな姿勢をめざすkamiです

おはようございます。

 

第289歩 成人式の前に

 

今日は、2019年1月14日成人の日

おかげさまで、長男20歳になり

1月13日、市の成人式に出席しました。

 

しかし、この成人式の前に

1月11日幸子さん他界。

早すぎる死でした。

いい人は早く亡くなるって本当ですね。

 

成人式と奇しくも幸子さんの告別式は

同じ日でした。

 

同い年の息子を持つ母として

息子がまだ20歳になったばかりなのに

思い残すこと沢山あっただろうと

ただ泣けてきます。

 

工業高校を卒業し、企業に就職したRくん。

長男と一緒の保育園でした。

卒園後は、小・中学校が違ったのですが

ずっと一緒に一座の仲間として

市立図書館での絵本の読み聞かせや

各地で、親子人形劇の活動をしていました。

 

幸子さんは、本当に素晴らしい人でした。

こんなに愛のある人はいないと思います。

幸子さんは、後妻で

先妻の子2人を小学1・2年生から育て上げた後

自分に授かったRくんを三男として

弥勒菩薩のような優しい笑顔

大きな愛で包み込んで子育てをしていました。

 

Rくんは、小学校入学したばかりの頃

給食時に無理に食べさせようとした担任の先生

心に傷を負い、

それから学校に行けなくなってしまったそうです。

 

ファーブル昆虫記のファーブルの母親のように

幸子さんはRくんに寄り添い、

家で、幸子さん自身が先生となり

小学校の授業を教え続けました。

 

学校と同じカリキュラム、同じ時間で

1時間目から きっちり授業を行なっていました。

給食時間には、調理実習しながらお昼に食べ

掃除の時間には、一緒に掃除

夏休みには一緒に自由研究。

きちんと模造紙にまとめ上げ掲示

アウトドアでの植物の観察や釣り、

本当にファーブルの母親のようでした。

 

小学校6年間は、

学校に行くことができなかったRくん

中学入学を機に、学校へ行けるようになり

部活動の卓球では、全国大会へと勝ち進みました。

実は、幸子さんのガンはRくんの中学入学時に発覚。

抗がん剤治療のため、月に1回は2泊3日で入院します。

 

Rくんとご主人は、生活のすべてを幸子さんに

頼りきりだったため、2泊3日家を空けることは

この家にとって、大きな転機となりました。

 

決して、弱音を吐かず

いつも優しい笑顔、美味しい差しいれで

一座のメンバーを温かく包み込んでくれた幸子さん

 

あの強さは、どこからくるんだろう。

ずっと、そう思っていました。

お通夜の時、

一座のメンバーがぽつりと教えてくれた

幸子さんの想い

「私がガンになったことを

 『僕が学校に行かなかったから』

 『僕が面倒をかけたから負担になって』

 Rが、そんな風に自分を責めることがないように

 私は笑顔で生きていく。負けない」

 

私は、いったい何をしているんだろう。

当たり前の日常、すっかり感謝を忘れている…。

健康で家族も全員元気で

なんて、幸せなんだろう。

小さな幸せに気づかされました。

 

本当に早い幸子さんの死

この三連休は、ずっと泣いていました。

 

でも、顔をあげて 

よかった探し

幸子さんに会えてよかった!

幸子さんの想いを忘れず、

人形劇も絵本の読み聞かせも

よかった探し

子どもの笑顔が増える活動

子どもたちの生きる力に繋がる活動

もっと、もっと、できるんじゃないか

 

まずは、笑顔キープ

よかったメガネかけて、

よかった探し

自分の子も地域の子も

認めて、褒めて、愛して育てたい

 

気づいてよかった

今日もいい日になりますように。