1+第39歩 おごらず、他人と比べず
キレイな姿勢をめざすtakamiです
おはようございます。
1+第39歩 おごらず、他人と比べず
樹木希林さんのことば
樹木の葬儀。喪主代理の挨拶において、娘の内田也哉子は「いつか言われた母の言葉」として次の言葉を紹介した。
「おごらず、他人と比べず、面白がって、平気に生きればいい」
樹木は活字の中でたびたび「面白がる」という言葉を口にしている。がんの放射線治療の後遺症で肩がゴキンと鳴り「ウアッ」と思っても、「痛い」ではなくて「ああ気持ちいい」と言い換えて状況を面白がるのだ。
口の周りに何かが付いていても気付かないことがある。それでも「よく気が付かないもんだなあ、面白いなあ」と感心する。「昔はよかった」と嘆くよりも、「へえ、こんなこともできなくなるんだ!」と自分の変化を楽しんだ方が得だと考える。「取るに足らないように思える人生も、面白がってみると、そこに幸せが見つけられるような気がする」
『一切なりゆき』
本書のタイトルは、樹木が生前、色紙に書いていた言葉「私の役者魂はね一切なりゆき」から取られたものだ。どんなときでも「とにかく、やってみましょうか」と、あるがままを受け入れて演じてきた樹木を体現する言葉である。
人間を、いかにして自分の身体を通して表現するか。それが役者の仕事である。「存在そのものが、人が見た時にはっと息を飲むような人間になりたい」と語っていた樹木。その願いは、完全にかなえられたように思う。
(「ひらめきブックレビュー」 山田周平 情報工場エディター)
「万引き家族」印象深い演技でした。
今でも目を閉じると樹木希林さんの笑顔が浮かびます。
第71回カンヌ国際映画祭において最高賞であるパルムドールを獲得した映画『万引き家族』(監督・是枝裕和)では入れ歯を外し、「髪の毛もだらぁと長くして、気味悪いおばあさん」を演じた。是枝監督の作品に出るのもこれが最後だと思ったため「ヌードになるより恥ずかしい」その姿で出演することを自ら提案したそうだ。「人間が老いていく、壊れていく姿というのも見せたかった」のである。
私も樹木希林さんのように
おごらず、他人と比べず
面白がって、平気に生きてみます
今日もいい1日になりますように。