第113歩 御祭禮
キレイな姿勢をめざすkamiです。
おはようございます。
第113歩 御祭禮
7/21(土)~22(日)御祭禮です。
私の住んでいる町の夏祭り。
かつては
7月、宵宮の祭りが20日、本祭りが21日と
決まっていたそうですが、
現在ではその両日に近い土曜・日曜の日を
選んで行っています。
「高仁神社夏祭り」または「御祭礼」
と呼んでいます。
この町一番の例祭で、
町全体で行う大がかりなお祭りです。
神楽奉納に賛同・協力する皆さんの
「神楽奉納の会」による
笛、太鼓、獅子舞いの稽古が
5月から始まり、
この祭りに町全体で総力を上げて
神楽を奉納しています。
子ども達も「少年神楽」として
週一回の練習を重ねてきました。
祭りの2日間は参道に
大掛かりな門灯籠、
五反、三反、一反の幟を建てます。
また、神社に続く参道には
68本の夜燈を並べ立て
夜はそこに蝋燭を灯し
幻想的な雰囲気となります。
家庭では、親戚、知人を招いて
夏野菜の天ぷらや
もろこし、枝豆など畑の恵みの手料理、
おやきをふるまいます。
宵宮の祭りは、
夕刻、町の両端の集落から
それぞれ獅子頭を積み、
笛、太鼓を打ち鳴らす神楽を中心に、
傘鉾、大小の提灯、
灯籠に灯を入れた
道中行列が出発し、
途中で合流して
神社まで3時間かけて町内を巡り歩きます。
大笹街道を上る「下の神楽」の祭礼
羽織袴の正装をした仁礼の役員の皆さん
門口に提灯を灯し祭礼の行列を迎える家々
その百を越える
提灯、灯籠の灯と
青田を渡る風にのって広がる
笛、太鼓の響きは、
何ともいいがたい風情があります。
一之鳥居で獅子しめ切りの舞い。
神社に着くと
煙火が賑やかに打ち上げられ、
社殿では祭事。
境内の舞台では
奉納の獅子舞い、演芸と続き、
夜遅くまで祭りを楽しむ人たちで大賑い。
また「上の獅子」「下の獅子」と呼ぶ
二体の獅子が、それぞれに所作や囃子が
微妙に異なる舞いを奉納することは、
この神社例祭の特色になっています。
翌日7/22(日)は、
昼過ぎから本祭り。
町の中心に当たる集落から神社まで、
子供神輿(みこし)を先頭にして出発。
二台の神楽を中心に
笛、太鼓の音に合わせて
道中行列が続きます。
江戸時代にタイムスリップしたかのような情景
2日目は、神官も巡行に加わります
神社について
本祭りの祭事、獅子舞い奉納、
少年神楽太鼓、演芸が行われ、
夕刻、祭りの全てが終わります。
古くから受け継がれている
羽織り袴やカンカン帽子
ゆかた姿、圧巻の道中行列。
この地元が好き
この祭りが好き
そう言ってくれる若者が大勢いて
有難いです。
少年神楽のおかげで、
この町の子供たち
ほとんどが
太鼓・笛の演奏ができます。
家の近くの会館が練習の場。
神楽練習している音色
毎晩、家まで聞こえています。
20年前に嫁いだばかりの私も
耳から覚えました。
今晩からしばらく聞けなくなるのは
少し淋しいです。
私もすっかり御祭禮のトリコです。
今日も素敵な1日になりますように。